2012年5月24日木曜日

桐杏学園の体力テスト

今回は、桐杏学園 あざみ野校から、ある卒業生のエピソードをお届けします。


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桐杏学園の5月は、体力テストの月です。

毎年、この時期は、前年度の年長さんの体力テストを思い出します。



テストの点数が平均点を超えられず、

なかなか伸びていけずに苦しんでいたカズヤ君(仮名)。


でも、体力テストの練習では、

なわとびを回すたびに、ビュンビュンと音を出すようになり、

あっという間に100回以上も跳ぶことができるようになっていました。



そんな、カズヤ君の縄の音に、周りの子も驚きました。

「すごーい!」

「かっこいい~!」



とみんなから誉めてもらって

カズヤ君は大喜びでした。


カズヤ君のことをよく知っているお友達のお母さま方は、

「どうやって練習したの?教えて、教えて!」

と盛り上げてくださり、


カズヤ君は、練習の仕方を自信満々に、

1つ1つ丁寧に、また具体的に、やさしくお友だちに教えてあげていました。


片手だけに縄を持って、腕の回し方から、跳ぶタイミングや、つま先の使い方、跳ぶ時の姿勢まで、

細かくじっくりと教える姿がありました。


カズヤ君は、なわとびが跳べるようになったことで、自信がつき、

そして、お友だちに教えてあげることでも、さらに自信がつき、

まりつきに、ケンケン、片足立ちと記録はどんどんと伸びていきました。


カズヤ君は、これをきっかけに、ペーパーテストも、折り紙に絵画制作も力がつき、


秋には、幼稚園の運動会のプログラムの表紙絵に選ばれ、


家族みんなが、穏やかな気持ちになっていました。




本試験に向けてのスイッチは、ONとなり、

神奈川、東京の学校とご縁をいただく事ができました。




現在、カズヤ君は東京の学校に元気に通っています。