2014年6月3日火曜日

「国立大附属小の受験に向けて」



・・・・・・・・・・・・今回のコラムは、桐杏学園 三鷹校からです。・・・・・・・・・・・・・・・・・


三鷹校では、国立校受験者向けの「東京学芸大学附属小金井小学校対策講座」をⅠ期(1月~8月)・Ⅱ期(9月~10月)そして、直前対策特別講座(11月)を開講しています。

11月の本試験まであと半年となった今日、通塾されておられる方やお電話でも多くのご質問をいただいております。今日はなかでも特に多い、ご質問についてお話しさせていただきます。

Q「国立(こくりつ)のみの受験を考えていますが、やはり準備は必要でしょうか。」

A「例年の受験状況をみますと私立校との併願をしている方も大勢らっしゃいます。私立校も受験されるご家庭では、早い時期から準備を始められています。同じ土俵に立った時、同等に競えるよう力をつけておく必要がありますね。」


Q「試験(入学調査)はどんなことをするのですか。」

A「国立校の入学試験(調査)の内容は、基本的にはペーパーテスト、行動観察、体操(運動)、面接(本人または保護者または両者)などがあります。学校により違いもあります。」


Q「抽選はいつやるのですか。」

A「都内ですと筑波大学附属小学校、お茶の水女子大学附属小学校、東京学芸大学附属竹早小学校・大泉小学校の4校は先に抽選があり、試験(入学調査)後にもう一度抽選があります。東京学芸大学附属世田谷小学校・小金井小学校の2校は、最初に試験(入学調査)をして合格者のなかで抽選が行われています。」


Q「国立の小学校に入学すれば附属の高等学校まで進学できるのですか。」

A「学校により異なりますが、各附属小学校から附属中学校、高等学校へは7~8割程度の進学状況だと聞いています(学校により何らかの優遇措置はある)。例えば、お茶の水女子大学附属は、小学校から中学校へは約70%、高等学校は女子校になるため、男子は全員外部受験となりますが、女子は約80%がそのまま進学します。筑波大学附属は内部入試と在学中の成績での判定となりますが、例年、小から中へは約90%、中から高へは約80%の内部進学率です。竹早、小金井、世田谷小から附属中を経て東京学芸大学附属高等学校へは3~4割程度の進学状況となります。大泉小は中高一貫教育の国際中等教育学校への内部進学枠が70名あるため、大半がそこに進みます。

国立大附属中学校、附属高等学校へは、一般受験でレベルの高い生徒が入学してきます。内部生も当然、高い学力をしっかりと身に着けておくこと要求されます。


最後に小学校受験で一番大切なことは・・・
何よりも「健康な身体」と「健康な心」です。
規則正しい生活の中で、基本的生活習慣を身につけておくことは、入学後の学力の伸びにも大きく影響します。
5,6歳の小さなお子さまは、たった一人で試験に臨みます。誇らしくもたくましい背中を最後まで温かく見守り、後押ししていただきたいと願っております。