今回は、桐杏学園所沢校からのリレーコラムです。
読書の秋、芸術の秋、食欲の秋・・・
どんな秋をお過ごしですか?
小学校受験の秋は、埼玉の9月から始まります。
それはまだ蝉の鳴き声が響く夏の名残のある頃。
まだ汗ばむスーツ姿でお父様、お母様は面接に臨みます。
我が子が面接できちんと受け答え出来るのか、どんな振る
舞いをするのか、ハラハラドキドキです。
面接に臨まれるのは、就職以来かもしれません。
お子様の緊張感はどうなんでしょう?
もちろん、お母様の緊張感が伝わっています。
わかっているよ。頑張らなければならないってこと。
お教室では、たくさん勉強をして、花マルをもらったり、
叱られたりしている。
今日はお教室でたくさん花マルもらったから、ママがほめてくれるよ!
ほめてもらうのが一番嬉しい。
それがお子様の一番のやる気の源です。
もちろん、誰だってそう。
「面接頑張ってね。お母様を喜ばせてあげてね!」
「うん!」
面接テストが終わり、ほっとした面持ちのお母様。
そして試験の日。
不得意分野が出ないか、またハラハラドキドキです。
試験後、「出来たよ~!」と言って校舎に来たお子様たちの
言葉にも、半ば疑問を持ちながら、半ば喜びながら・・・。
そして合格発表の日。
「合格しました。何とかここまで来れました。ありがとうございます。」
この言葉の中で、一番心に残るのは「何とかここまで来れました」です。
頑張ってきた道のりを振り返った気持ち。
学校訪問、説明会。夏の暑い盛りに、お教室へ
毎日のように通われた日々。
やれる事は出来る限りやった。その達成感とお子様の
成長ぶりがその言葉に表れているように思います。
そして何より、お母様ご自身がさらに磨かれて、
とても素敵な表情と雰囲気が感じられます。
お子様も、ちょっと誇らしげで嬉しそうな笑顔です。
実りの秋です。