2013年11月19日火曜日

新設の江戸川学園取手小と 千葉県内私立小学校の受験状況について



桐杏学園松戸校からのリレーコラムです。


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私立の小学校・幼稚園入試は幕を下ろしつつありますが、国立大附属小を始めこれから本番という方も少なからずいらっしゃいます。ベストコンディションで入試を終えられますようお祈り申し上げます。


さて、本年度の千葉県私立小学校の出願状況は、日出学園小学校が、2014年度募集より定員を140名から102名に変更しましたが、逆に受験者数は2倍以上になり、かなりの競争率になりました。改築された国府台女子学院小学部が受験者数を大幅に増やし、昭和学院小学校も増やしました。千葉日本大学第一小学校、聖徳大学附属小学校は例年どおりだったようです。全体的には、沈静化していた小学校入試の需要が増した一年だったと言えます。


 本年度、大きく変わったことは、来年4月開校の江戸川学園小学校が千葉・茨城地区の選択肢に加わったことです。茨城県取手市に県下初の小・中・高12か年一貫校として新設され、第1回目入試が10月13日、第2回目入試が11月17日に行われました。


第1回目入試は、定員50名に対し、123名の受験者で、78名の合格者を出しました。第2回目は、定員30名に対し、43名の受験者がありました。もう1回、12月15日に3回目が用意されています。


 第1回の考査内容は、プリント・行動観察・親子面接でした。プリントは基本的な問題が多く、確実にポイントを取る事が求められました。 

行動観察は「静」と「動」の2種類の内容で行われ、限られた短い時間で、指示を理解し、正確に作業を行うことが求められました。面接は、親子で同じ割合で1人15分間行われました。


第2回の考査内容は、第1回同様、プリント・行動観察の様子に変更はありませんでしたが、親子面接は大きく変わり、中には保護者の方には1、2問聞かれただけで15分の大半はお子様への質問にが中心というケースもあったようです。

来年は、今年の入試を踏まえてガラッと形式や難度を変えてくる可能性があります。しっかりとした準備が必要な学校の一つになると考えられます。



 新設になる小学校は、暁星国際小学校、開智小学校の開設が予定されております。今後、ますます地域の私立小学校への関心が高まっていくものと思われます。