2014年1月9日木曜日

2014年度 国立小入試を振り返って② (東京学芸大学附属 小金井小学校 編)


今回は桐杏学園 国立校のリレーコラムです。

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国立校は昨年3月に開講したばかりのホヤホヤの教室ですが、待ったなしに昨年10月の中旬から2014年度の受験が始まりました。いま生徒一人ひとりの顔を思い浮かべると、本当によく頑張ったね!という気持ちでいっぱいです。お子様、保護者の皆様と出会えたことを大変嬉しく思っております。

国立市地域の受験校の傾向としては私学の早稲田実業、桐朋学園、国立学園と国立の学芸大附属小金井を併願しながら受験される方が沢山います。
その中の学芸大附属小金井小学校は入試が11月下旬に行われ、私学受験後に受験される方、または単願で受験される方が、今年も男女ともに600名弱出願されました。

入試調査後、合格候補者による抽選を行います。今年抽選に参加した男子は98名、うち抽選を通ったのは51名、女子は93名が参加し46名が抽選に通りました。(附属の幼稚園からは男子2名、女子6名は無抽選で合格)
学芸大附属小金井の入試調査内容は毎年大きな変化はなく、ここ数年定着しております。
11月27日と28日の2日間で行われた入学調査は、1日目がペーパーテストと制作テスト、2日目が運動テストと口頭試問でした。
毎年ペーパーテストの枚数は2枚程度で問題数も少なく、問題の難易度も平易ではありますが、試験説明や指示は1回限りですし、大勢の中で緊張した状態で受けることになりますので、本来の力が発揮されない恐れがあります。やはり日頃から、幼児教室等、集団学習を提供するお教室で鍛錬されたお子様は強かったように思います。

制作はテレビによる説明を視聴した後、記憶した通りに作りますが、2014年度入試では、折り紙で馬を折り、洗濯バサミを使って立たせる課題が出ました。【写真 参照】



運動も例年通り、クマ歩きや立ち幅跳び等が出題されました。

口頭試問ではそれぞれ内容は異なりましたが、「顔を洗った後は何をしますか?」「その後は?」、「砂場で遊ぶ時何をしますか?」「その後は?」等・・・。答えると、その答えに関連した質問をしていく、いわゆる 『追いかけっこ質問』 が多かったようです。短時間で答えられなければいけませんので、慣れてないお子様には難しかったのではないでしょうか。 

2014年度の小金井小の入試を振り返ってみて、2日間の入学調査に置いて‘確実さ‘が求められると改めて実感いたしました。

私どものお教室を訪ねてこられるご両親様から、「国立は抽選があるから・・・」という言葉をよく聞きます。確かに最後は運なのかもしれませんが、まずは調査に合格しないことには・・・そのためには確かな力を身に付ける準備をしておくことが、必要なのではないでしょうか。ご家庭だけの学習では、集団の中でのお子様の姿を見逃してします。重ねて申し上げますが、お教室での経験がもっとも大きいと思っております。

発表当日、保護者の皆様が抽選後、その足でお教室に結果のご報告に来てくださいました。今でもよく覚えておりますが、くじを引き当てたお父様の誇らしげな表情、そして抱きあって喜んだお母様の喜び・・・。

頑張った皆様に大きな花丸を!!!