2013年1月24日木曜日

ファーストステップ ~2歳児の母子分離~

今回は、桐杏学園西日暮里校からのリレーコラムです。


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先日、嬉しいことがありました。

西日暮里校には、2歳の小さなお子様も通っています。

その最年少クラスの授業でのこと。



昨年11月からスタートした最年少クラス。

最初は、一人で入室するのも不安で、お母様の後押しがないと

なかなか自分から歩みが進まなかったのに、

今は、自分からドアを開けて教室に入り、

重たそうに頭を下げて「おはようございます」と

お母様と一緒に、ご挨拶できるようになりました。

出席カードのシールも、自分で好きなものを選び、一人で貼れるようになりました。

先生に名前を呼ばれると、「はーい!!」と

お母様の方を見なくても、元気よく手を上げて

大きな声で返事ができるようになりました。

大好きな“ままごと遊び”も、お母様の顔が少しくらい見えなくても、

お友だちや先生と楽しく遊べるようになりました。

(2歳児の成長って、目覚しいです)


そろそろ、いいかな・・・?


お母様に、そっと合図し、退室をお願いすると・・・

ものの5分もしないうちに、「・・・ママは?ママーーーー、エーン(涙)、エーン(涙)、

ギャーーーー(大声)」という日々が繰り返されていました。


大好きなお母様の顔が見えないと・・・、

涙、涙、涙・・・

不安になってしまうのです。


この年齢では、当たり前、仕方のないこと。

焦らなくてもよい。

でも、このままでは、いつまでたっても母子分離できない・・・

お母様も悩まれている・・・何とかしなくては・・・

年も改まったことだし、お母様のお気持ちを確かめ、

母子分離決行をお母様とお約束しました。


「来週は、最初から離れてみましょう。

たぶん泣いてしまうと思いますが、

どうぞ、おまかせください!!」



そして、迎えた母子分離決行の日

いつものように授業がスタート


「おはようございます」

「それでは、お名前を呼びます」


「○○○さん」「はーい」  「○○○くん」「はーい」


「では、『トントントントン、ひげじいさん』をやりましょう!!」

お母様の方を振り返ることもなく、先生のまねっこをしています。

とてもいい調子。

お母様に合図し、退室していただく。


すると、気配を感じたのか、手遊びをしていたのに、

お母様の姿がないことに気づく・・・。


「ママ・・・ギャーー(泣く)」


・・・あぁっ、今日もダメかな?

お母様の代わりにギューッと抱っこし、

耳元で、優しく、優しく、愛情たっぷりに安心するように語りかけ、

おひざ抱っこしながら授業に参加。


すると、どうでしょう。

徐々に落ち着きを取り戻し、いつもより短時間で涙がピタッと止まりました。


お母様でなくても、代わり役の先生がそばにいれば、

泣かずに先生の話を聞けたのです。

やったー!!

ようやく、乗り越えられました。

その後、離れて様子を見ていましたが、もう大丈夫。

お母様がいなくても、補助の先生がいなくても、

ちゃんと一人で授業を受けられました。


早速、心配そうに別室で待っているお母様にご報告。

「お母さん、大丈夫ですよ。もう泣き止みましたよ」

「ありがとうございます」この日、一番のお母様の笑顔。


こちらこそ、信頼してお子様をお任せくださり、ありがとうございました。

とても清々しい気持ちになりました。


母子ともに、がんばった一日でした。


これからも、お母様との信頼関係を大切にし、

お子様の成長を見守りたいと思います。







【最年少クラスの作品】