今回から、リレーコラムでは、何回かにわたって、桐杏学園各校室長による
「25年度小学校入試を振り返って」を掲載したいと思います。
第1回目は、市川校からです。
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千葉県内の私立小学校入試は、前年度と比べて目立った変更点はありませんでした。
受験者数は、多少の増減はあるものの、ほぼ横ばいとなりました。
しかし、それぞれのご家庭での受験校に対する想いは、年々変化が見受けられます。
是非ともこの小学校へという「第一志望校」、そこに「併願校」としての
位置づけの学校を組み合わせた「併願作戦」が浸透しつつあるように感じられました。
そして、入学後を見据え、ご家庭や幼児教室で、しっかりと準備をして
臨まれる方が増えているようです。
各学校も、当然そうした意識や熱意を持ったご家庭を歓迎する傾向にあります。
例年同様、市川地区では市内3校に受験者が集中し、
いずれもペーパー、行動観察、面接等の考査が行われました。
ペーパーテストに関しては、難易度は高くないものの
広い範囲から出題され、そこに思考力を問う問題や、スピードを要求される問題、
根気や注意力を問われる問題など、それぞれの学校の特色が現れた内容でした。
行動観察では、「静」と「動」の異なる複数の課題を通じ、
子供達を様々な角度から見る考査が行われました。
協調性や積極性、コミュニケーション力はもちろん、日常の生活習慣、
自立など、家庭教育のあり方の重要性を再認識する内容でした。
平成26年度入試では、国府台女子学院の新校舎完成による人気上昇や、
日出学園の定員変更に伴う入試の難化が予想されます。
県内外を問わず、お子様に合った学校選びをし、
ゆとりを持って万全の準備をしていただきたいと思います。