2013年3月15日金曜日

平成25年度 小学校入試を振り返って ~草加校編~

第8回は、草加校からです。



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埼玉県には、5つの私立小学校(開智・さとえ学園・西武学園文理・星野学園・浦和ルーテル学院)と、1つの国立小学校(埼玉大学附属小学校)があり、いずれも毎年、県内県外を問わず、多くの受験生がいらっしゃいます。

ここ、桐杏学園草加校にも、埼玉県はもとより、東京、千葉、遠くは群馬、茨城からも、25年度小学校入試を目指して、がんばるお子様が集まりました。

都内や千葉の私立小学校を志望なさる方もいらっしゃいますが、何といっても、アクセスの良い開智小学校、さとえ学園小学校は地域の人気校です。

そして、今年も無事合格のご褒美もたくさん頂くことができました。



今回は、一番受験生の多かった開智小学校の入試を振り返ってみます。

この小学校の入試は都内より1ヶ月早い9月29日でした。

面接は、それ以前に行われるので、夏休みが終わるともう、入試本気モードいっぱいで、秋を迎えました。

面接は親子別々に行われます。

子どもの面接は様々な問題提起をして、子どもの発想や意見を聞く口頭試問であり、子どもらしさの中に、しっかりとした自分の考えを持っていることを求められます。

そして、面接と同日に行われる『自己発信』(自己アピール)が、この学校の特徴です。

自分の得意分野を披露することにより、自分というものをより良く知ってもらうための時間です。

上手下手というよりも、その時間、その空間を最大限に生かして如何に自分を表現し、相手(先生)とのコミュニケーションを楽しめるかが大切です。

本当にユニークなテストですね。

子どもたちは、大人の心配をよそに「あー、おもしろかった。」と会場を出てくることも多く、そのようなお子様が合格も頂けていました。

考査も特徴的で、ペーパー問題はカラーで、本のようなしっかりとした冊子になっており、ペーパーA(15ページ)、ペーパーB(12ページ)にわかれています。

聞き取り(推理)問題、ことばの問題、数の操作がペーパーA、推理思考、条件空間類推がペーパーB。

どちらも問題数が多く、柔軟な思考力と、てきぱきとした判断力、スピードを要します。

ペーパーAは、昨年とほぼ同様の傾向でしたが、特にペーパーBは、毎年先生方が趣向を凝らして御作りなので、考査後話題にも上り、楽しみでもあり、ドキドキでもあります。

問題の条件を聞き漏らすと全滅になり兼ねないので要注意です。


ペーパーのほか、手先を使った花火の貼り絵、1グループ10人で、与えられた材料を使い、体育館いっぱいにお弁当の中身を作る集団制作、けんけん(棒5本をジャンプ)・マット(前転2回)・熊歩き・ボール投げの連続運動がありました。

受験期が早いことで、この内容は開智小学校に限らず、都内や千葉、国立の小学校にも良い影響と結果をもたらしておりました。

健康な体と逞しい心を持ち、お友だちとの関わり合いの中で、協調性と積極性を持つことの大切さを感じます。

そして何よりもしっかりとした準備が肝要です。