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平成24年度には、例年高倍率となる小学校にも震災による影響がみられました。
そして、平成25年度は、前年比ほぼ横ばいの志願者数となりました。
その中、東洋英和女学院小学部は、入試実施日の変更、
川村小学校は入試日を複数日設定で応募者数を倍に増やす結果になりました。
受験者にとってはチャンスが一つ増えましたが、例年以上に厳しい入試になったといえます。
また、『ペーパー』重視の実力校、暁星小学校では、面接形態に変化がありました。
第一次試験を突破した方のみが進める第二次試験の面接では、
両親面接から、親子面接に変更。
面接は、親子で入室し、子供のみ先に着席。
そして、子供が質問に答えている間に保護者は後方で待機し、
質問終了後、子供の隣に着席して面接を受けるという形式でした。
面接内容は、身近な内容で4~5問。
保護者には例年通りの内容ですが、親子同席時の子供の表情や態度の変化も評価のポイントとなったと思われます。
今後も課題を反応よく対応できる知識と判断力のほか、親子の様子をじっくり観る面接は重要となるでしょう。
事前に学校説明会で形式変更のお知らせがあった学校以外は、
出題傾向の大きな変化はありませんでした。
「内容の難易度が年々高くなり、応用学習を身に着ける必要を感じた」
「プリント重視校においても、合格のポイントは行動観察へと変化している」など、
受験された小学校ごとのご感想や貴重な情報を、保護者の皆様よりお寄せいただいております。
例えば、東京女学館小学校では、母子活動時間が長くなり、その為の対策をしっかりとすることが必要とのアドバイスもありました。
形式や、考査内容は、各小学校の独自性がみられ、校風が感じられます。
でも、小学生になる際には、是非とも身につけてほしいといういう要素が折り込まれている点は、どの小学校も共通しています。
小学校受験は、親子で一緒に学ぶという貴重な体験です。
今年も、また新たな気持ちで、そのお手伝いをさせていただきたいと思います。
暁星小【言語分野】 しりとりの問題の例 左端の「りす」に続く絵を右から選び、使わない絵に、○をつけさせる。 |